声調変化はあなたの見方
你好!こんにちは!ミキです。
突然ですが、
なぜ中国語で「発音練習」が必要なのでしょうか?
口を鍛える為、会話で使えるようにするため
理由はたくさんあるのですが
大きな理由のひとつは
「書いてある通りに読まない音があるから」
です。
なんのことかわかりますか?
「声調変化」です。
中国語では主に3つの条件のもとでは
特別に声調が変化します。
この声調変化した音は
書いている通りに読まない音になります。
つまり、実際に発音しないと身に着けられない音です。
コツコ勉強したから色んな漢字の
ピンインと声調を正しく書けるようになった。
街中で見る色んな中国語の中で読みが分かる漢字が増えてきた
だんだん中国語ができるようになってる!
今まで気に留めていなかった
電車やバスの表示やアナウンスも
中国語だと反応しちゃって読んでみたくなる
「これ、前にやった漢字だ読める!」
あ、ちょうどアナウンスも流れてきた
”下一站○○~○○~”
「あれ…?思っていたのとなんか違う」
ピンインも声調も正しく覚えたはずなのに…
漢字を見ると読み方が頭に浮かぶようになって
自信がついてきた。
でも、肝心の実際に読む練習をしていないと
せっかく覚えた発音は文字として頭に残っているだけで
「音として」残っていないかもしれません。
だから発音練習は必要なんです。
説明は堅苦しいように聞こえますが
声調変化は決して複雑で意地悪なものではありません。
そもそもこれは
「中国語を話しやすくするためのもの」
なんです。
声調変化を使いこなすことができれば
なめらかに話すことができるようになります。
しかしこの声調変化を使いこなせていないと
「通じるけどすごく不自然な中国語」になっています。
日本語に置き換えると
「イントネーションにすごく癖のある外国人の日本語」
みたいな感じです。
漢字一つ一つの声調をがんばって覚えていても
声調変化を使いこなせていないと
どんなにきれいな発音をしていても
あなたの中国語は不自然なままです。
せっかく勉強しているのにもったいなくないですか?
私はこのブログを読んでいるあなたには
自信をもってきれいな中国語を話せるようになってほしいです。
だから今回は
「声調変化の3つのルールと
マスターするための発音練習方法」
をお伝えします。
声調変化は3つのルールしかありません。
この3つさえマスターすれば
あなたの中国語はいっきに自然になります。
早速やってみましょう!
まず3つのルールからお伝えします。
声調は
①「3声+3声」の時
②「不+4声」の時
③「一」を使う時
変化します。
①「3声+3声」の時
3声が続くとき、前の3声が2声に変化します。
たとえば“你好“と書くときは
nǐhǎo(3声+3声)
ですが
発音するときは
níhǎo (2声+3声)
になります。
3声+3声のままより発音しやすくなっているはずです!
実際に赤い部分に気を付けて
「2声+3声」で読む練習をしてみましょう!
洗澡 xǐzǎo
语法 yǔfǎ
很好 hěn hǎo
两百块 liǎng bǎi kuài
我也是 wǒ yě shì
②「不+4声」の時
“不“は後ろの声調が4声の時、2声に変化します。
実際に発音してみましょう。
不是 búshì
不够 bú gòu
“不“の後ろが1声、2声、3声の時は4声のままです。
不说 bù shuõ
不能 bù néng
不少 bù shǎo
③「一」を使う時
“一”の後ろが1声、2声、3声の時は4声に変化します。
“一”の後ろが4声の時は2声に変化します。
少しややこしいですよね。
私は「”一”は下がりたがりや」と覚えました。
”一”は基本的には下がりたい(2声)で読まれたいんです。
しかし、4声のあとはもう下がることができません…
イメージできましたか?
だから
1,2,3声の時は4声なのに
4声の時だけ2声になります!
ただし!
数をかぞえたり(数詞)、
一番目、二番目と順番を表したりする(序数詞)ときは
変化しません!
それでは発音してみましょう!
一般 yì bān
一齐 yì qí
一起 yì qǐ
一半 yí bàn
二十一 èr shí yī
第一次 dì yī cì
いかがでしたか?
すこし複雑に感じますが
はじめにもお伝えしたとおり
声調変化は「話しやすくするためのもの」です。
何度も発音して慣れてくれば
気づいたらあなたは声調変化させているようになります。
そして自然な中国語が話せるようになります。
声調変化はあなたの見方です。
あなたが毎日がんばって覚えている
漢字の発音にこの声調変化を足すだけで
自然な中国語にグンと近づきます。
練習しなければいつまでも身に付きません。
いちいち考えて変化させていては
自然に話せません。
あなたはどうなりたいですか?
自然な中国語を手に入れたいあなたは!
いますぐこの練習をしてみてください!